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  • Bフレッツから光ネクストへ

    Posted on July 21st, 2011 Yusuke 1 comment

    2011年7月1日にBフレッツから光ネクストへ移行した。

    移行に至るまで

    僕のマンションには1年ほど前からサービス開始されていたが、当時はただ基幹のアクセスラインが1Gbpsになるぐらいで、あんまり面白くないので放っておいた。
    しかし最近になって、そろそろ乗り換えようとした動機が出てきた。

    • しばらく東京を離れていた友人が、東京に戻ってきた際に光ネクストにしたようで、ファイルの受け渡しをしているうちに、回線品質が思いのほか高いと感じられたこと
    • それまでのプロバイダはInfoSphereというプロバイダの固定IPプランを使っていたが、高い料金を払っている割に時間帯によってはADSLにも劣るような速度(5Mbps程度)になること
    • IPQというプロバイダが比較的安価で固定IPの取り扱いがあったこと
    • 光ネクスト(NGN)におけるIPv6ネイティブ接続が7月に開始されることが、NTTから正式にアナウンスされたこと
      「フレッツ 光ネクスト」のIPv6接続サービス、トンネル方式は6月1日開始

    IPv6ネイティブ接続における拠点間VPN

    友人宅とのファイルのやりとりにおいて、CIFSプロトコルなどで共有できることが望ましかったが、インターネットを通すと、どうしても遅延が40msec程度となってしまい、フォルダをひとつ開けるたびに、画面が毎回フリーズしたような重さを受ける。加えてインターネットVPNの通信方向によっては、プロバイダで帯域制限がかけられ、100KB/sしかでなかったりと、実用的な速度にはならなかった。

    そこで、光ネクストのIPv6ネイティブ接続で利用できる折り返し通信を使い、プロバイダを介さない通信を行おうと考えた。

    これを用いて、Packetix VPN 3.0 の新機能として紹介されている「IPv6 による VPN 通信に対応」「NTT 東日本の「B フレッツ」を用いて ISP を経由せずに直接 2 拠点間で VPN 接続が構築可能に」を使うことにより、低遅延の拠点間VPN環境が手に入る。
    Bフレッツの場合は、NTT東日本とNTT西日本をつなぐ手段はないが、光ネクストでつなげられるかどうかは現時点のプレスリリースでははっきりしていない。つなげられることを期待したい。

    Packetix VPN は、価格的にも法人しか相手にしてないようなので、オープンソース版のUT-VPNを使う。技術的興味が大部分を占める者にとって、ソースコードを無償公開してくれるのはありがたい。

    移行計画

    まずはIPQの実力を知るために、Bフレッツで固定IPを1つ契約。その後一気に回線とプロバイダを変更する。

    1. IPQ 1IP(Bフレッツ)を6月中旬に契約
    2. InfoSphereを6月末で解約するよう手続き
    3. IPQ 1IP(Bフレッツ)からIPQ 8IP(光ネクスト)を7月1日に切り替えるよう契約
    4. Bフレッツから光ネクストへ7月1日に変更

    IPQは一番利用が少ないと思われる朝で、なかなか安定していた。
    測定結果

    また、サーバを運営していてIPアドレスが変更になると、いろいろな設定を見直さなければいけなくなる。ホストのIPアドレス付け替え、/etc/hosts,/etc/networkの書き換え、DNSの再設定、netatalkの再設定、FWの再設定など。

    サブプロバイダとして別に契約しているぷららは、Bフレッツから光ネクストに切り替えても手続きは必要なかった。

    作業当日(7月1日)

    InfoSphereの回線が0時に切れるかと思っていたが、工事時間の朝9時まで持っていたのは幸い。

    朝9時に作業員が来る。実は当初の工事日は6月27日だったのだが、NTT側のミスで共用部分(MDF室)の解錠手配が漏れており、この日になった。

    マンション内配線をいじるわけではないので、単にBフレッツ用の装置から光ネクスト用の装置につなげかえるだけと考えられる。30分もせずに作業完了。

    これで2万1000円である。

    光ネクスト工事費請求書

    新規や移転の場合がキャンペーンで0円なことを考えると、どうも既存利用者がそのへんの値下げ分を負担しているようでならない。作業量的にも、どう見積もっても1万円以下だろう。自己都合かつ了承ずみで契約しているものだが、不公平感は強い。

    開通試験も無事終わり、IPアドレスとドメインの権威DNSの変更だけを行い、その日は午後から仕事なので出かけた。

    iPhoneを使って、外から何回かホスト名を引いていたが、プロバイダによってひけたりひけなかったりした。しかも、実際のTTL以上の時間で引けたり引けなかったりするものだなぁと感じた。

    今回は権威DNSサーバが同一で、新旧IPアドレスを期間的に重複して使えないので、下記のような方法は使えない。

    正確に言えば、セカンダリDNSを外部(別IPアドレス)にたてて、一旦そっちに全部向ければできなくはないが。まぁ遊びだし、そこまでやることもないと思った。

    上り速度が出ない

    その日の夜に調査してたら、下り速度は90Mbpsを超すことができるのに、上り速度がどうしても30Mbps程度になってしまう。しかも時間帯に限らずに、安定して30Mbps程度である。OSのTCP Window サイズも疑ったが、Bフレッツの時に調整した値と変えていない。

    # cat /etc/sysctl.conf
    net.inet.tcp.sendspace=169680
    net.inet.tcp.recvspace=169680
    net.inet.udp.recvspace=169680

    次の日に116に電話すると、故障窓口で受け付けてくれるということなので、そっちに電話した。電話でのやりとりの中で、向こうからリモート測定をした場合、確かに上り40Mbps程度しか出ていないということで、後日調査に来てくれるということだった。

    数日後、回線調査に来た人は、そういった速度が出ないこともあると言った。この辺が「ベストエフォート」という言葉を人によって大変都合良く解釈してなぁと思うのだが、ベストエフォートで100Mbpsと言った場合には、一定の条件のもと、機器特有の誤差を除いて、仕様上で100Mbps出ないとダメ。もちろん共用している部分があるのだから、常時100Mbps出ないのは承知しているが、他の利用者による速度低下なら不確実性であるのだから、常に30Mbpsで安定することなどない。これは経路上にある機器に起因する上限値であると考える方が自然だ。

    前のBフレッツ+ぷららで、下り80Mbps/上り60Mbpsの記録が最高であり、アクセスラインが強化されてる光ネクストで、これを抜けないはずがない。しかもほぼ一般利用では使われない上りで。上りが遅いのは、サーバ運営にとって死活問題と言ってもいい。

    で、とりあえずVDSL装置を交換してみるということを提案してきたので、それに乗っかることにした。今まで使ってたのは、H-100<3>E<N>という機種で、仕様上、上下100Mbpsの能力があることは、説明書によりすでに確認していたし、伝えてもいた(ベストエフォートの話をしてくる前に)。

    そうして出てきたのは、、、

    VH-100<3>E<N>の外観
    H-100<4>E<N>

    <3>→<4>ですか。まぁやってみよう。

    ……

    おお!上り90Mbps!

    工事の人曰く「H-100<3>E<N>は光ネクストとちょうど時期がかぶっていたので、対応してなかったっぽいですね」

    意外にあっさり解決してしまった。普通の人なら下りしか測らないので、対応してると見なしていたのか、それともそういう試験をしてないのか、または個体との相性もあるのかは不明だが。。

    とにかく、上りが出ない人はVDSL装置を最新にしてみるといいですよ。

    最終結果

    下り93Mbps/上り90Mbpsまで向上しました。

    測定結果

    ちなみに光ネクスト網の測定は、下り94Mbpsでほぼフルで出ているので問題ない。
    測定結果


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